Windows7 で VMwareの NAT 接続ができないとき
Windows7 に VMWare Server を乗っけてNAT接続するのに、少し苦労したのでメモ。
といっても、他のブログにたくさんやり方が載っているので、詳細は割愛。結局こういうことに違いない。↓
(1) ICS設定は、インターネットに出ていく「ローカルエリアネットワーク接続」に対し設定する。プルダウンメニューで選ぶ許可先が「VMnet8」。この設定はWindowsの管理者権限が必要。言わずもがなだが、図の192.168.0.2は環境によって異なる。
(2) Virtual Network EditorでのNAT設定について、VMnet8のサブネットは「192.168.137.0/24」、「Gateway IP address」は「192.168.137.1」でほぼ固定。
(3) ゲストOS側ネットワークの設定の要点は、(2)の設定の反映を忘れないということだけ。忘れると、ゲストOSのデフォルトゲートウェイ設定が、(2)の値とずれてしまい通信できなくなる。とはいっても、VMnet8 が DHCP サーバも兼ねているので、ゲストOS 側でアドレスをもらい直すだけでOK。Linuxなら、ネットワークの再起動が簡単。
# service network restart # route -n Kernel IP routing table Destination Gateway Genmask Flags Metric Ref Use Iface 192.168.137.0 0.0.0.0 255.255.255.0 U 0 0 0 eth0 169.254.0.0 0.0.0.0 255.255.0.0 U 0 0 0 eth0 0.0.0.0 192.168.137.1 0.0.0.0 UG 0 0 0 eth0
これで、ゲストOSからインターネットに接続できるし、ホストOSからならゲストOSへもTCP/IPで接続できる。ゲストOS側のファイアウォール設定(Linux なら iptables)に注意。
Wireshark などのパケットキャプチャツールで、ホストOSのNICとVMnet8 をそれぞれキャプチャすると、どのようなNAT変換が行われているかがよくわかる。